青空広がれ

あの日、空き教室に呼び出されたのは

・・・あたしだった。

呼びだしたのは、晴ちゃん。

教室の机の中に、

白い封筒に入った手紙があった。

「蒼空先輩へ

 昼休み、三階の空き教室に来てください。

           石井 晴」

晴ちゃんの名前を見た時、

晴ちゃんの言いたいことは分かった。

諦めなければいけないことも。

あたしは空き教室に行った。

あたしより早く晴ちゃんは来ていた。

「どうしたの?」

用件なんて分かり切っていたのに。

『翔先輩は玲のなんです。
 
 玲を苦しめているあなたが、
 
 玲を泣かせないで。

 苦しめないで、翔先輩をとらないで。』

そう、泣きながら出て行ったの。