青空広がれ

「それ知って、蒼空に

 『翔に近づくな、玲が帰れなくなる』

 って言いに行ってたんだ」

晴・・・晴らしいね。

いつも、あたしを大切にしてくれて。

そんな晴が大好きだった。

「ある日さ、あいつ、蒼空を泣かせたんだ。」

「えっ!?」

「あの蒼空が泣いたんだよ・・・」

「・・・」

「あいつさ、蒼空に

 『翔先輩は玲のなの。

 苦しめているあなたが、先輩をとらないで。

 少し可愛いからって調子に乗らないで。

 玲のものをとらないで。

 邪魔しないで』
 
 そう言って、平手打ちしたんだ」

そうなんだ・・・

「蒼空にを泣かせてまで、玲ちゃんを守りた

 いか?って。

 戦うのは玲ちゃんなのにな。」

力なくははっと笑った。