「・・・ん?」

「玲ちゃん、おはよう」

「蒼空先輩、どうしてここに?」

「あのね、クリスマス会でケーキを作ってほしい
 んだけど」

「ケーキですか?
 ・・・いいですよ」

「あのさ、玲ちゃんこれ・・・」

「んっ?ああぁ!!」

「!!!」

「見ちゃいました?先輩・・・」

「うん、ばっちり
 ごめんね、玲ちゃん」

二人の手のつながれた

夕陽をバックにした絵

もしかして、玲ちゃん・・・

でも、玲ちゃんはそんなこと・・・

「ねぇ、玲ちゃん・・・
 これってもしかして・・・」

「たぶん、先輩の思ってる通りですよ」

「・・・!!!」