あっという間にクリスマス当日。
久々のデートとあって
髪も巻いたし、メイクもがんばった。
敦也、可愛いって言ってくれるかな…。
待ち合わせは敦也の家の前。
5分前に着いちゃった。
と思ったら家の中から敦也が出てきて
「お、はやいな…」
私を見るなり黙る。
え、服装とか変だったかな?
急に伸びてくる敦也の手。
「…可愛すぎだから」
耳元で囁かれ、急に上がる体温。
「…ちょ、何言ってんの」
「優奈ちゃんまっかっかー」
そういう敦也も真っ赤だから。
「よし、じゃあ行くか」
「うん。…ってえ!?」
どこに行くのさ!


