「もうすぐクリスマスだねー」 降る雪を見つめながら 「そうだな、」 白い息を吐きながら話す。 「どこ行きたい?」 「え?」 「クリスマス」 クリスマスを2人で過ごせるんだ、と嬉しくなる。 「えーと、ね。あ!遊園地!!」 張り切って言うと 「えー、絶対混んでんじゃん」 明らかに嫌そうな敦也の顔。 「あ、じゃあ他のところでいいよ」 「じゃあ、俺んちな」 う。 何を考えてるのやら、このガキは。