学校に着いても敦也は手を離してくれない。

「朝からラブラブだね〜お2人さん」

後ろを振り向くと小林 杏奈【kobayashi anna】がニヤニヤしてた。

「こいつがどーしても繋ぎたいって言うから仕方なく…」

「誰もそんなこと…」


じゃあ離してください。

隣のクラスからの視線が痛いです。



敦也とは隣のクラスだから

廊下でバイバイして杏奈とクラスに入る。

「もう冬だねー、さっむ」

杏奈がカイロを振りながら言う。

窓から見えてた紅葉もあっというまに散っちゃって

なんだかさみしい。