確かに俺はそう言った。 「え?」 雪から目を上げて 俺を見る優奈。 「だ、だから雪が溶ける前にまた会えるから。だから…」 「雪だるま作ろう」 しどろもどろになりながら 俺が言うと、 ふふ、って優奈は笑って、