「やだ。優奈、やだ」


優奈は俺についてくるって


駄々をこねた。


でもそんなの無駄だって

優奈も分かって、


お別れの日が近づいてくる。



辺りは真っ赤に染まってたのに


もう冷たい風が吹いてた。