「行ってみてからのお楽しみっ♪」
「…?」
「ま、楽しみだね~!」
何を言ってるの?泰樹はいつもそう。
勿体ぶってなかなか言ってくれない。
「はいはい。楽しみね~」
さらっと流してご飯の残りを全部食べる。
「ごちそうさまでしたっ!」
「彩乃、頑張れ!」
お母さんはあたしが食べ終わった食器を片付けながら言う。
「あ…ありがとう!」
「行ってらっしゃい!」
お母さんはあたしの背中をポンっと叩く。
あたしは行ってきまーす!と言って玄関に向かう。
ダッフルコートを着て、黒いムートンを履きドアに手をかける。
「じゃあ…行ってくるね」
「うん」
お母さんに手を振って外に出る。
「さむっ」
あたしは下を向きキュッと目を閉じる。
「がん…ばろっ。」
「…?」
「ま、楽しみだね~!」
何を言ってるの?泰樹はいつもそう。
勿体ぶってなかなか言ってくれない。
「はいはい。楽しみね~」
さらっと流してご飯の残りを全部食べる。
「ごちそうさまでしたっ!」
「彩乃、頑張れ!」
お母さんはあたしが食べ終わった食器を片付けながら言う。
「あ…ありがとう!」
「行ってらっしゃい!」
お母さんはあたしの背中をポンっと叩く。
あたしは行ってきまーす!と言って玄関に向かう。
ダッフルコートを着て、黒いムートンを履きドアに手をかける。
「じゃあ…行ってくるね」
「うん」
お母さんに手を振って外に出る。
「さむっ」
あたしは下を向きキュッと目を閉じる。
「がん…ばろっ。」