意地悪彼氏♡

「……ッ!!ふ、藤谷くんこそ、う、嘘じゃないのー?」

嘘だ嘘だッ!!そんなはずないよ!だって…ファンもいっぱいいるし…。美湖ともなんか…あたしの前でイチャイチャ(?)してるし…。

「……も、いい。信じてくんねぇなら別にいい。」
帰ろうとしてる…!!
…待って待って!そういうことじゃなくって!

「あのっ…ホントなら…っ…えっと…」
な、なんて言えば…!!
両思いだね…
なんか…変だよ…。
ほんとにあたしの事好き?
自信過剰みたい…
そんなこと考えてたら藤谷くんがあたしのほうにゆっくり歩いてきてあたしのことをギュッと抱きしめた。
「……ぇ?」

「…嘘だよ。あのさ、こんな意地悪してごめんな?でもそれは、彩乃が可愛いからで。お前に本性見せたのもみんなが知らない俺をお前にだけ見せたかったから。……俺ずるい?」

「…ぜ、全然ズルくな…いよ」

「そっか。じゃあ…付き合って欲しい。」

藤谷くんは抱きしめてた手を離してあたしの正面に立つ。

「あ…えとね、あたし、藤谷くんに冷たく言われた時ねもうダメだって思った。もう藤谷くんと仲良くできないって思って…だから…ッ。嫌いにならなきゃって…ッ!!でも……そんなの無理だった!!」
気がつくと涙がボロボロ出てた。

「あの、さ。」