きゃあっ…！
「痛い…です！」
「うっせぇ。黙れ。」

……もうダメだ…!!誰か！助けてぇ！

「おい、てめえ！なにしてん…だよっっ!!!!」
語尾に連れて大きくなる声。
…この声！

「藤谷くんっ！助けてよぉっ！」
半泣きのあたしの腕を一瞬にして引っ張り藤谷くんの方に寄せられる。
「バカ。」
…今はそれでいいよぉ！うぅっ…。
「てめぇ、誰だよ！」
後ろを向いてた翔太くんが前を向いた瞬間、藤谷くんに気づきヒッ！と声を出す。

「すすすすいません！藤谷くんの彼女でしたか！」

「…あぁ。」
違うしっ！なんで！？
「あのっ藤谷くん…っ！」


「んだよ。」

…まあ、そーゆー事にしたほうがいい状況なのか！