しばらく机に寝そべっていると廊下の方からあたしの名前を呼んでる男の子がいた。

「あのっ…!彩乃さん!」

「な…に?」
あたしは立ち上がり男の子と方へ行く。
「彩乃さん…ちょっと来てくれる?」
「いいけど?」

男の子に腕を引っ張られて校舎裏の人目につかない所に連れてかれる。

「えっと~…彩乃さん。」
「ねぇ、あなたは誰?」
…この子見たことない。誰?何年生?


「竹翔太。1年だよ」

「そ、そうなんですか…。あ、あのなんのようですか?」

「俺、お前の事好きなんだ。付き合ってくれ」
…え?空耳?
「…好きだ。彩乃。」

「あたし…。あなたとは付き合えないです。」
「なんで?」

「だって…あたし達あったばっかり…」
「時間なんて関係なくね?」
…話聞いてよ。ほんとに…。
「関係…あると思います!!少なくともあたしは関係あると思います!友達でもないあなたとは付き合えない。ごめんなさい!」

「っとに…。わかってねぇなぁ。お前。ま、こーゆーことしたらどんな女も落ちる。」
といって翔太くんはあたしにどんどん近づいてくる。後ずさってたあたしだけど翔太くんに腕を掴まれる。そして壁に押し付けられる。