まだ知らない愛。

隣にいる瞬さんに意識が行き過ぎて
気づかなかったけど…
「瞬さん」
「あ?」
「どこに行くんですか?」

今気づいた。
私の家とは真反対の道を歩いていることに。

帰るんじゃなかったの?
どこか行くところがあるのかな?
なんてぼんやり考えてる私に爆弾発言が
飛んできた…。

「どこって、俺の家だ」



―……はい?
「あの、今なんと…?」
「俺の家に行く」


「えぇ!?」

私は今日何回驚かされるんだろう。
瞬さんといたらビックリすることばっかりだ…