確かに…。
勝手に私が驚いただけだ。
瞬さんはただ、お腹すいたのかを聞いただけだ…。

何も言い返せない私を
フッと瞬さんが余裕の笑みで笑っていた。

く、悔しい…!

「で?どーなんだよ」
「お腹…空いてます」
「よし」

私が答えると瞬さんは立ち上がった。
さっきまで寝ていた大樹さんも
携帯をいじっていた葵さんも
パソコンを開いていた昴さんも
立ち上がった。

「…え?」
「ほら立て。飯食いに行くぞ」
「はい?」
「何食べるー??」
また目が点になる私に
キャンキャン犬のように喜ぶ大樹さん。

なんでいきなりご飯?
一斉に立ち上がった四人は
私をおいていく勢いで部屋を出ていく。