まだ知らない愛。

本当にこの人が暴走族の幹部?
って思ってしまうほど優しいし全然怖くないしカッコイイ…。
「いえ……ありがとうございました。」
そう答えると葵さんはやっぱり優しく笑った。

葵さんを見送ったあと私は家には入らず
近くの公園へ行った。



公園の時計は8時を指している。

まだ8時…
帰りたくない。
帰るにはまだ早い…。