「責任?」
ザァッと風が吹く度に揺れる髪とスカート。
「奏多をもっと止めていたらって」
「…」
「奏多のことを忘れたわけじゃない。奏多はあまりにも私にとって大きな存在よ」
私は何も言えず立ち尽くす。
奏多さんはあまりにも大きな存在。
きっと私からすれば、私の今と未来を変えてくれた瞬さんは大き過ぎる存在で、
母もまた、私にとって大きな存在。
「それでも私は過去のことを利用して瞬を離さなかったの」
「…」
ザァッと風が吹く度に揺れる髪とスカート。
「奏多をもっと止めていたらって」
「…」
「奏多のことを忘れたわけじゃない。奏多はあまりにも私にとって大きな存在よ」
私は何も言えず立ち尽くす。
奏多さんはあまりにも大きな存在。
きっと私からすれば、私の今と未来を変えてくれた瞬さんは大き過ぎる存在で、
母もまた、私にとって大きな存在。
「それでも私は過去のことを利用して瞬を離さなかったの」
「…」

