まだ知らない愛。

服は勢いよく破られ、男の右手は胸へ
左手は私のズボンの中へと伸びていた。


まだ小5の体を男は抱いた。
「桜ちゃんは可愛い」
「若い子の体は綺麗だ」
そんな言葉を吐きながら私を抱く男。
今まで感じたことのないような痛みに
私は歯を食いしばった。
こんな男に涙は見せたくなかった。

だから私は目を閉じる。
操り人形のように抵抗もしないし
感情を出さない。
そうすれば早く終わる気がした。
「我慢しなくていいんだよ?」
と耳元で呟かれるこの言葉にも吐き気がして
男をキッと睨んだ。
バシィ!!!!
…え…
気づいたら私は頬を思い切り殴られていた。
「俺に逆らうんじゃねぇ」
男の目は血走っている。
おかしい。絶対この人どうかしてる…。