ヴァージン=ロード






 馬鹿なことをした自覚があった。

 つかみかけた何かを、取りこぼした感覚があった。



 私の指先に触れた温かいものは、あっという間に遠いところに行ってしまった。

 それでも、自分を曲げることなんてできなかった。