どんなことも二人で乗り越えて

『バカなことしてくれるよ…』
私は布団から顔を出し白川の表情を見つめる

…驚いて声も出なかった
あの白川が…切なそうに涙を浮かべ微笑んでいたから

「なーに?俺の顔…惚れちゃった?」
そんなこと言われても苛立つことは出来なかった、そんな表情で言われてしまったら…

『まさか…あと、あんた…』
布団から出て白川の前に立ちその顔を見下ろす
『まだあんたは…情報屋でいな、命の為にもね。いつかあんたは私が絶対助ける』
「ははっ…そういうの、偽善って言うんだぜ? まあ、楽しみにしてるよ」

その言葉を最後に私達は微妙な空気の中横になって時間をつぶした




教室に戻ると、心配したように晴昭が私の元に駆け寄ってくる
「遥香っ!!大丈夫か?」
私に関わんなって言ったのに…その優しさが槍のように私を貫く
『全然…まさかあいつまで保健室に来るとは思てなかったけどね』