スピードの乗ってないパンチや、大振りのパンチを軽く避けて、なるべく一発で相手の急所を突く。
蹴りでも、パンチでも。

久々に身体を動かすからか、酷く疲れる。
多分、総長に行く頃は息が上がってんだろーな。


なんて事を考えながら下っ端達の相手をする。
今日、此処に居たメンバーが何気に多かったから、下っ端達を全て倒すのに50分近く掛かった。

久々に身体を動かすのも影響されたけど。



「ふぅ…やっと総長まで来た」



幹部は、やっぱり幹部なだけあって5人に倒すのに10分掛かった。
だから、此処に来てから既に1時間は経ってる事になる。



「意外と時間が掛かったな、闇蝶」



ニタリと余裕の笑みであたしを見下す総長。
そんな彼に、あたしはフッと笑って少し伸びて肩まで掛かってる銀色の髪を後ろで一つに束ねた。

現役を退けてから、髪の長さとかどーでもよくなった。
まぁ、ウイッグにしまうのが大変だけど。



「さあ、始めましょうか」



本当の戦いはこれからよ、雷王の総長さん。