「あっ、龍雅さん!」
「おー、総長!」
よっ、と馴れ馴れしく手を上げる冬依に、ペコリとお辞儀をする大地。
なんなんだろーね、この違い。
「もういいの?」
あたしはそんな冬依達に呆れながら、龍雅にそう聞いた。
「まぁな。
それより帝、そろそろ家に帰らなくても良いのか?」
龍雅が携帯の時計を見ながらそう聞いて来た。
それであたしも携帯の時計を見てみた。
すると、時間はもうすぐ8時を指すところだった。
雷王の事もあるし…そろそろ帰った方が良いのかも。
「んー…帰る」
あたしがそう言えば、龍雅と颯哉は穏やかに笑って、湊と大地は悲しげな顔をした。
冬依はそんな2人に呆れてた。
「送る」
「良いよ、別に。
総長が居ないと場が締まらないでしょ?」
ニコリと微笑めば、龍雅は顔を顰めた。

