「あたし、元総長だよ?
人の抱えてる闇ぐらい感じ取れるに決まってるじゃない」
内容までは分からないけど。
と、そう言えば、湊は急に泣きそうな顔をした。
ホント、コロコロと表情の変わるヤツだな。
「湊?」
「またいつか、聞いてくれる?」
「もちろん、聞くわよ」
そう言って笑えば、湊は安心したように笑った。
「良かった」
「…あぁ、そーゆー事」
「??なにが?」
今までの話を聞いていたであろう冬依と大地は、それぞれ性格通りに反応した。
冬依は聞いただけで理解したらしく、大地はそんな冬依の言葉にハテナを浮かべていた。
まぁ、予想通りだよね。
「へぇー、随分と仲良くなったみてぇだな。コイツ等と」
突然の声にみんなの視線が声のした方へ向いた。
そこには、ゆったりとした足取りでこっちにやって来る龍雅と颯哉が居た。

