颯哉はあたしの言葉を軽く受け流すと龍雅を呼んだ。
…なんか、颯哉って憐みたい。
「ん?…あぁ」
龍雅はそう言うと、あたしの頭を再びポンポンとしてから立ち上がって颯哉に着いて行った。
龍雅って、馬鹿じゃないの…ホント。
あたしは龍雅にポンポンされた頭を抑えながら2人が歩いて行った先を見つめた。
「ホント馬鹿」
そう呟いてから、携帯を放置してる事に気が付いたから携帯を開いた。
すると、メールを一件受信していた。
もちろん、相手は萩原警部なんだけどね。
メールの内容は、今調子に乗ってる雷王(ライオウ)を潰して欲しいとの事だった。
雷王、か…。
確かM区の辺りを縄張りにしてるからいっか。
と言う事で、あたしは萩原警部に了解メールを送った。
「みっかどー!!」
丁度メールを送った所で、湊が両手に食べ物を持ってこっちにやって来た。
「ちょっと湊、走んないの!」
あたしはソファーから立ち上がって湊に向かってそう言った。
「だってぇー、帝にも食べさせたかったんだもん」
プクッと頬を膨らませてそう言う湊に、あたしは思わず笑ってしまった。
すると、湊はまたまた頬を膨らませた。
「もー、帝にもうロールケーキあげないもんねーだ」
「ごめんって。
だから、そのロールケーキちょうだい?」
クスッと笑ってそう言って、あたしは湊に近付いて手を湊に伸ばして首を傾げた。

