そう言う龍雅の横顔は、妖艶で…それでいて悪戯な笑みを浮かべていた。
流石、とでも言っておこうか。
「…はい!!」
だけど、下っ端くん達は嬉しそうに笑ってそう言った。
しかも、口を揃えて。
そんな下っ端くんにあたしは苦笑いした。
「帝、なんか言っとくか?」
龍雅は、下っ端くん達の反応に満足気に頷くと、あたしの方を見てそう聞いて来た。
「んー、いいや」
だから、あたしはそんな龍雅に首を横に振りながらそう言った。
だって、これから関わるなら別に今話さなくても良いかなって思う。
これからもっと話せば良い事だしね。
「そうか」
龍雅はふっと柔らかく微笑んでそう言った。
…龍雅って、思ってたよりもいいヤツなのかも。
それからの影籠は、ワイワイガヤガヤと騒がしかった。
ロシアンルーレットをやったりもしてた。
まぁ、当たりに当たったのは昂夜なんだけどね。
「…龍雅」
「んー?」
下の奥にあるソファーで寛いで事の成り行きを見守っていた龍雅の元にあたしは歩いて行った。
「なんか…ありがとね」
「どーいたしまして」
少し恥ずかしくて俯いていたら、龍雅に不意に腕を掴まれて引っ張られた。
そんで、たどり着いた先は…何故か龍雅の隣。

