「じゃあ、行くか」



龍雅がそう言って立ち上がると、みんなが立ち上がった。
だから、あたしもつられるように立ち上がった。



「帝、楽しもーね」



ギュッとあたしの手を握りながら嬉しそうに笑う湊はそう言って、あたしの手をブンブンと振った。



「うん」



こんな待遇初めてだからどういう対応をすれば良いのか分からないけど、楽しもうと思う。
だって、それであたしの人生が変わる気がしたから。











部屋を出て、1階の広場が見渡せる所まで来ると、さっき入って来た時とは全く違った景色が目の前に広がっていた。



「…すごい」



あたしが無意識にそう言葉に漏らすと、繋がれている手がギュッと握られた。