「今日、時間あるか?」
「なんも無いし…あるよ?」
あたしがそう言うと、龍雅が疾風の方を見た。
すると疾風は、読んでいた雑誌を閉じて机に置いた。
「早急に、だろ?」
「あぁ」
ニヤリと笑った疾風に、龍雅は頷くとそう言った。
疾風は、それを聞くと再び笑って部屋を出て行った。
…イマイチ話が掴めないんだけど。
どーゆー事なんだろ?
「ねぇ、さっきのどーゆー事?」
あたしがそう尋ねると、颯哉が説明してくれた。
「なんも準備してないから簡単なヤツしか出来ないけど、帝の歓迎会みたいなのをやるんだよ。
そこの馬鹿(龍雅)が帝を"龍姫"って紹介したのも理由になるんだけどな」
苦笑い気味にそう言う颯哉は、若干龍雅を睨んでいた。
…可哀想に。

