泉崎は族狩りを遊びと捉えてるの。
突然やって来てトップだけ取り残して後の人たちを皆殺しにして去っていく。

…残酷だよね。


あの日は前日があたしの誕生日だったから全員居たんだ。
で、そこにやって来た泉崎に抵抗する間もなく幹部も下の奴等も、全員殺されたの。

…確か、180人だった」



そう言い終わる頃には、あたしの視界はボヤけてて何も見えなかった。



「帝…」



心配そうな声色で放たれた言葉。

それを言った湊は、本当にあたしの事を心配してるんだと思う。



「…憐に逢いたい」



そう言葉を漏らすと、涙が止まらなくなった。

ポロポロと、幾度となく溢れ出す涙を止める術もなく、あたしは泣き続けた。