日向も狼龍も、あたしにとっては一番大事な存在だった。

それを一瞬で全てを奪った泉崎が許せない。



「復讐って…なにすんの?」



湊が小首を傾げながらそう聞いてきた。



「泉崎を潰すの。
悪気のない人たちを巻き込んだ泉崎があたしは許せない。

だから、あたしがアイツ等の代わりに泉崎を殺す」



「泉崎ってアレだろ?
龍雅ん家の…」



あたしの話で何か思い出したらしい颯哉がそう言った。

龍雅ん家の…なに?



「あぁ。傘下だ」



龍雅の口から放たれた言葉に、あたしの思考が停止した。

傘下ってどーゆー事?
あの1年前の事件は泉崎が独断でやった事じゃ…。



「…じゃあ、あの事件は…?」



そう言って龍雅の方を向くと、龍雅は説明してくれた。