カチカチッと、警察にメールを打つとパソコンを一旦閉じた。



「ねぇ、帝」



「なーに?湊」



「帝はなんで総長になったの?
それに、暴走族って女の子の居る場所じゃないよね?」



不思議そうにそう聞いてきた湊に、あたしはたじろいだ。

確かに、暴走族ってのは女のあたしが居るべき場所じゃない。


それでも、あたしが居れたのはやっぱり狼龍だったからなのかも知れない。



「あたし、お父さんもお兄ちゃんも狼龍の歴代総長なの。
お父さんに関しては初代なんだけどね。

それで、小さい頃から狼龍で育ってきたんだ。
だから、狼龍に入ったのだって、狼龍で総長になったのだって必然的なの」



狼龍でお父さん達みたいな功績を残すのがあたしの目標だったから。