あたしがそう言うと、他の幹部達がこっちを振り向いた。



「じゃあ、自己紹介でもしようか」



そう言ったのは、龍雅の前の席に座る茶髪くん。



「お願いしまーす」



「俺は石橋 疾風。
多分、分かってると思うけど副総長をしてる」



茶髪くん…疾風はそう言うと、フワッと微笑んだ。



「次は俺な。
俺は五十嵐 颯哉。
主に情報を担当してる」



そう言ったのは、あたしの前の席に座る金髪くん。



「次は俺!
本條 昂夜。よろしく」



ニカッと悪戯っぽい笑みを浮かべてそう言ったのは、疾風の前の席の赤髪くん。



「最後は僕ね。
僕は伊藤 湊。よろしくね」



ニッコリと笑いながら言ったハニーブラウンの湊。