「名前なら、彼処にいる総長さんが知ってるよ」



あたしは、教室の隅に固まって座っている影籠の幹部の方を指してそう言った。



「「「「「「「「「「はぁ?」」」」」」」」」」



「ねぇ?龍雅」



あたしがそう言うと、全員が龍雅を見た。



「あぁ……帝?」



龍雅は、確かめるようにそうあたしに聞いてきた。



「「「「「「「「「「…帝!?」」」」」」」」」」



「うん、せーかい」



あたしはそう言うと、ニッコリと笑って見せた。



「「「「はぁ?お前が?」」」」



幹部の人達は、有り得ないとでも言いたそうな顔であたしを見てきた。

まぁ、確かに恰好は違うし、出会った場所が場所だもんね…。



「そーだよ。
あの時、あの場に居た帝ちゃんだよ?」



あたしがそう言うと、幹部の人達は納得がいかなそうだけど、静かになった。