「あのな?
帝のクラスなんだが、影籠の幹部が全員居るんだわ」
「…はぁ?」
あたしは仁さんの言葉に、思わず立ち止まってしまった。
幹部って事は、あの時の人達って事でしょ?
立ち止まったあたしに、仁さんも止まるとこう続けた。
「ソイツ等は今、帝を探しているんだ。
多分、帝と会った次の日ぐらいから」
「見つかるわけないじゃない。
あたし、ウィッグつけてたしカラコンだって…」
あたしはあの日以来、あの恰好はしてないし、もうしないつもり。
あの時は、赤髪のウィッグにシルバーのカラコン。
つまり、闇蝶とは正反対の恰好だった。
で、今は焦げ茶のセミロングのウィッグに黒のカラコン。

