そんな憐にあたしは首を傾げた。



「帝ってさ、狂蝶って知ってる?」



憐があたしにそう聞いてきた。

だから、あたしは頷いた。

昨日、お父さんに聞いたから知ってる。



「やっぱ、知ってるか。
あ、で、その狂蝶ってあたしなんだよね」



「…えぇ!?」



あたしは憐からの爆弾発言で声を上げちゃった。

だって、いきなりそんなこと言われたら誰でも驚くでしょ。



「ハハッ
面白ぇ驚きようだな。

多分、柚はそれを知ってたからあたしに頼んだんだと思うよ」



憐は未だに驚きを隠せていないあたしに笑いながらそう言った。



「そっか。

…ねぇ、憐。
相談したい事があるんだけどいい?」



あたしがそう聞くと、憐は頷いた。