「ねぇ帝」
「なぁに?」
みんながいると丁度いいこの部屋は、今はガランとしていて淋しい。
昂夜は下で遊んでるから特に。
「龍雅のこと、どう思う?」
「…え?」
突然の問いかけに、あたしは目を見開いた。
なんで突然…。
「龍雅のこと、好き?」
コテン、と首を傾げてそう聞いてくる湊に、あたしはカァーっと顔が赤くなるのが分かった。
龍雅のことは好き。
でも、姫とか彼女は別。
「好き、だけど…」
あたしがそう言うと、湊はにこーっと顔が綻んだ。
「付き合わないの?
お互い好き同士なのに」
ニコニコと聞いてくる湊に、あたしは返す言葉を失った。
どうして湊が…知ってるの?
あの場にいたの、龍雅しかいなかったのに。

