「銀髪も良いけど、今の髪のが帝っぽいよな」
スッとあたしの髪を一房掬う颯哉。
…颯哉ってこんなキャラだっけ?
最初の印象からすると全然別人みたい。
「まぁ、こっちのが見慣れてるしな」
携帯を弄りながら颯哉の言葉に返す疾風。
龍雅は頬杖を付いて窓の外をジッと眺めていた。
それがなんだか悲しかったり。
「…なんだかな」
人が人に焦がれるのは本能なんだと思う。
時間とか身分とか関係なしに。
だから一目惚れって言葉があるんじゃないのかなと思うんだ。
だからと言って、あたしが龍雅の事を好きとか嫌いとかってモノでもないと思う。
自分でも分からないし。
そんな考えを頭の中で働かせていた時、仁さんに呼ばれた。
もちろん、影籠の幹部5人も。

