「なんで?」
冬依が不思議そうに聞いて来た。
まぁ、普通はそうなるよね。
「時期って言うかなんて言うか…。
あたしは全てにケリをつけるまでそう言うヤツになりたくないの」
それに、姫って総長の彼女じゃなきゃいけないってイメージが強いしね。
別にそう言うのを考えない人たちも中には居るけど。
チームにとって大切で、チーム全体が認めて初めて姫ってなれるんじゃないかな?
「…帝は影籠にとって必要な人なんだからね。
まだ話した事ないヤツとかいるかもしれないけど、帝は必要。
幹部の人たちも全員が認めた唯一の女の子なんだから」
「……」
大地の言葉に、あたしは言葉を失った。
出会った初日でこんなに大切にされる人なんていないでしょ。
幹部にだけ気に入られるならわかるけど…。
下っ端くんとかは…ねぇ?
「まぁとにかく、帝ちゃんは大切な人なんだよ」
ニコリと微笑む冬依。
大地もニコニコとしてる。
「…そっか」
あたしはそう呟くと、ニコリと微笑んだ。
それから、冬依と大地が影籠のメンツを集めてくれて、たくさんたくさん話をした。
やっぱり、影籠って温かい。
いろんなみんなの武勇伝を聞けて楽しかったし、面白かった。

