次の日、あたしは登校2日目となる桜鈴高校へと向かった。
私立から公立になって、ちょっと不自由だと思うのは食堂がないこと…かな。
購買はあるみたいだけど、食堂はない。

まぁ、別にどっちでもいいんだけどね。



ガラガラッと教室の扉を開けると、昨日と全く変わらぬ朝の光景。
ただ、一つ違うのは影籠の幹部がいないこと。

そんな光景を不思議に思いながらも自分の席に着いた。
すると、冬依と大地が疾風と颯哉の席に座って来た。



「2人共おはよう」



「おはよ、帝ちゃん」



「おはよー」



朝から爽やかな笑顔の冬依と、欠伸をしてる眠そうな大地。
この2人ならなんで居ないのか知ってるかな?



「ねぇ冬依」



「んー?なーに?」



疾風の席に着いた冬依は、椅子に横に座ってあたしの方を見ていた。

大地は颯哉の席に後ろ向きで座ってる。
つまり、2人共あたしの方を向いて座ってるって事。



「なんでみんないないの?」



「あー総長たち?
あの人達は午前中は来ないよ。
なんか用事があるらしくて」



サラリと風で靡く冬依の綺麗な髪。
目も髪も銀色で、とても綺麗。