「じゃあ、亜邪は?」



ポツリとそう言った。
それにより、部屋の空気が変わった。



「亜邪…なんで帝がそれを?」



ツン、とした空気を醸し出すたっちゃん。
そんな殺気にも似た空気に何とか耐える。

ホントはギリギリなんだけど。



「柚、稀…が」



声が震える。
たっちゃんの殺気に耐えられないなんて…。
あたしもまだまだだな、なんて。



「柚稀か…確か亜邪に殺られたんだったな」



スッと目を細めて煙草の火を消したお父さん。
声色が冷めてて悲しい。

全部全部、あたしの所為。



「だから、あたしが潰したいの」



真っ直ぐお父さんとたっちゃんを見つめながらそう言った。
そんなあたしに、お父さんとたっちゃんは顔を見合わせ。