現実逃避なんて、ただの時間稼ぎにしかならなくて、遂に着いてしまった。
「はぁーいつ来ても地獄だ」
暴走族や不良にとって此処は、地獄以外のなにものでもない。
拷問と言うか説教と言うか…。
とにかく、いい事がないんだよなー、ここ。
そんな時、言い合いをしながら警察署に入ってく人たちがあたしの横を通り過ぎた。
「ったく、なんで俺が…」
銀髪で、それでいて顔の整った綺麗な人。
でも何故か、懐かしい雰囲気の人。
「しゃーねぇだろ。
大和と岳斗は忙しいんだから」
銀髪の人にそう言う青髪の人。
なんだかこの2人、雰囲気が似てる。
…憐、みたい。
仲良く、だけど言い合いながら入ってく2人を見ながら、あたしはそう茫然と思った。
「…あ、条件!」
綺麗な2人に見惚れてて忘れてた事を思い出し、あたしは後を追う様に中に入った。
怒られるかも。
覚悟しとかなきゃ。

