「・・・・・・・進路迷ってて、ちょっと進路指導室に行きたい」 なんとか嘘を搾り出す。 「・・・・・・・そっか」 繭が残念そうな顔をした。 でも、残念に思ってくた事が嬉しかった。 昼に食おうと買っておいたパンを手に、教室を出た。