地上182センチメートルを、キミと。









「・・・・・・・・・大志くんに聞いたの??」







「イヤ、見た」








逆にこっちのキスも見らていたとは・・・・・・・。






何となく恥ずかしくて、香川くんと視線がぶつからぬ様、下を向いた。







「・・・・・・・・・・・嫌だった。 凄く。 小春と大志のキス」






その言葉に、少し顔を上げると、香川くんの顔は苛立った様に眉が寄っていた。







「・・・・・・・・・そんなに気持ち悪かった??」






あのキスは、そんなにまで人様に不快感を与えるものだったの??







「・・・・・・・・・オレ、人生で初めて『死に物狂い』になったんだよ」







香川くんの顔が、更に険しくなった。







何?? どーゆー事?? そんなにまで、気持ちの悪いものだったの??!