「・・・・・・・・・・てゆーか、なんでこの大学に来たの??」
ウチの大学の教育学部は、競争率も激しいし偏差値も高い激戦区。
11月から受験勉強し出して受験しようなんて、相当なチャレンジャーだ。
「小春が心配だったからさー。 大学でも身長の事言われてしょんぼりしてんじゃないかと思ってさ。 案の定だったな。 さっき、誰かに『デカイ』って言われて落ち込んでただろ」
香川くんが『ポンポン』とワタシの頭を撫でた。
・・・・・・・・・・てゆーか、見られていたか。
確かに落ち込んだけど、香川くんと大学が一緒って分かってテンションが上がった。
香川くんは、遠くに行ったワケじゃなかった。
また、香川くんと一緒に大志くんに勉強を教える事が出来る。



