最後の龍の華






なんとも言えない
喧嘩が始まり 呆然とそれを見る











ガキの喧嘩かよ...










冷めた眼で 見ながら


じりじりと後退りする














なんでかって?














そりゃ...

















黒いオーラを出す獣が二つあるからね...












予想するに...






これは 乱闘の予感がする




もし そうなると
巻き込まれるのは 勘弁だ...








そう思い 少し離れた場所から 弥生と銀色の生きざまを見守る












いよいよ 手が出てきて
それぞれの手の上に魔力を込めている











それと 同時だった...















二人の上に 魔方陣が浮き出て...





「...落雷...」






そう呟いた瞬間


雷が落ちた...