なんとも言えない
喧嘩が始まり 呆然とそれを見る
ガキの喧嘩かよ...
冷めた眼で 見ながら
じりじりと後退りする
なんでかって?
そりゃ...
黒いオーラを出す獣が二つあるからね...
予想するに...
これは 乱闘の予感がする
もし そうなると
巻き込まれるのは 勘弁だ...
そう思い 少し離れた場所から 弥生と銀色の生きざまを見守る
いよいよ 手が出てきて
それぞれの手の上に魔力を込めている
それと 同時だった...
二人の上に 魔方陣が浮き出て...
「...落雷...」
そう呟いた瞬間
雷が落ちた...
*

