最後の龍の華




素顔が丸見えの私を見て
そんなに ビックリしてたのか...








「おまえ...!...むぐっ」





銀色の次に出てくるであろう言葉が出る前に
口を塞ぐ






『...今 見たことは忘れなさい』


口調を戻し
銀色に言い聞かせる



『貴方が思っているように私は女だよ

ちなみに 誰かにこの事を言ったら ぶちのめすから そのつもりでね?』





銀色から手を離す




「ぷはっ...おまえ!あんなにきつく 抑えることねぇだろ!」




『...そんなに 大声出してると みんなにばれるわよ?』








大声で叫んだ銀色を冷めた目で見て注意する



耳の横で叫ばれると
本当にうるさい...



もうちょっと 落ち着けないのだろうか?




「.....おまえ 女だったんだな...


なんで...







性別偽って ここにいるんだよ?」









うわー




いきなり そこをつきますか...



ここは ノーコメントでいきたいよね


それに...
なんで こいつに私の事を話さないといけない?





私は あなたとこれで出会ったのは2回目ですよ?