「なっ...?!」
皇帝たちが 驚いて
言葉に詰まっている
『...生徒たちは安全な場所に
移動したから...』
さっきの魔法や 爆破結界を破ったのは 私の魔結界のお陰である
私の魔結界は 守ると決めたものは とことん守るものだ
例えば さっきのように
安全な場所へと 一斉に移動ができるし
爆破結界の破戒のように
魔結界の範囲なら 危険な魔法は無条件で 無効にできる
「...そうか...ありがとな...」
皇帝が そう言う
『...お礼を言われることは
してないわよ...
それに...まだ 終わってないのだから そのホッとした顔は まだ
はやいわよ...』
そっぽを向き
毒蛇を見据える
その後ろには 白蛇が
なにか やっている
あれを はやく止めないと...
だから...
邪魔なのよ...
一瞬で終わらせてやる...
『すべてを燃やせ!闇炎!』
毒蛇が 黒い炎で燃え上がる
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