最後の龍の華






いまだに 笑っている白蛇に
逆に私が焦る





「焦っているね?
別に 生徒たちの役目は君が来てから あまり 必要ないんだけどね?
本音を言うと もうちょっと 人質が欲しかったけどね...」











『・・・。』




「...ほら 僕のシナリオは
そんなちょっとやそっとで 崩れないよ...?
君の作戦は失敗したね?」














作戦は.......失敗したかもしれない...













だけど...私の本命はこれじゃないわ...














今だけ その余裕な顔でいればいいのよ...












『...あなたには ここで捕まってもらう...』




「...ふーん...
どうやって 捕まえるの?
僕の手元には 何があると思うの?」






『...そんなもの 私がいたら
使えないじゃない...』





「そうだけどさー...
君を殺せば これは使えるんだよ?
捕まえようと 手を伸ばしたら
君を殺すつもりだから 覚悟してね?」





そう言うと
白蛇は魔法を唱える




「...毒蛇...殺せ...」






10メートルぐらいの
白蛇が でてきた




とんでもなく 大きいわね...