生徒の回りに張ってあった結界が弾けて崩れていくところを
呆然としたように 見つめている白蛇にニコッリと笑う
『どう?
シナリオが変わったでしょう?
だからね?
あなたの思い通りにさせないわ...』
生徒たちが 我先にと駆け出していく
結界が割れたことに 放心していた皇帝たちも 生徒たちを誘導している
それを背景に
私は 手のひらに闇の球体を作り上げる
「...クックッ...」
いきなり笑い出した白蛇に
冷めた目でみる
『なに笑っているの...』
「...いやーね...
本当に 君には困ったものだよ...まさか 人質を解放させるなんて...
すこし 予定が狂っちゃったじゃないか...」
妖しく笑う白蛇
不信感を抱く
おかしい...
あいつは 完璧主義者だ
シナリオが少しでも崩れたら
怒り狂うのに...
なぜ あんな風に冷静にいられるの?
もしかすると 私が結界を破ることなんて 想定な内だった?
でも そんなはずはないはず...
最高クラスの爆破結界を爆発しないで破るなんて そう簡単にいかない...
だから 私には破れないと思って張ったんじゃなかったの...?
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