素直にたち 部屋から出ていく
しかし...
自分が追い求めていた情報が出てきているのに 見逃すことなんて できるわけないでしょう?
自分の袖口から 部屋の隅っこにボタンを落とす
それに気づかないように 部屋からでた
廊下を歩き 門を曲がり
植えきばちの後ろに隠れて
指をぱちんと鳴らす
そうすると 脳内に部屋の話し声が響き渡る
[......で?...なんで今ごろになって 白蛇が出てくるのー?]
この声...は弥生か
[...わかりませんが...族長が言うには 龍の都の入り口近くで目撃されたらしいです]
[はぁ? おいおい龍の都って言われれば あのおいていてもしょうがないあの遺跡かよ?]
[翡翠くーん...あれは 龍族が生存していたという証のようなものだよー?
それを 邪魔とか言っちゃダメじゃーん!]
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