心がすぅーと 冷える
そうだ...
私には こういうことをしている場合じゃない...
弥生たちと 関わるにつれて平和ボケをしていたかもしれない...
だから...
ここを 出ないと...
抱き締めている灰色に
鳩尾を殴る
灰色が痛がっているすきにそこから 抜け出す
そして...
『帰る...それじゃ...』
一言呟いたあとに
扉の方に向かう
「...待て...お前に用がある そこに座れ...」
ずっと 黙っていた皇帝がこっちを一瞥しながら 言ってくる
振り返り 皇帝に向かってギロリと睨み
『...無理だ...』
「.......なぜ?」
『...用事がある 大切な』
そう...
だから 貴方達にかまってあげられるほど 暇はないの...
皇帝と睨み合う
*

