最後の龍の華






気づいてほしいあまりに 弥生に声をかける




これが いけなかった...












『...や 弥生...助けて!』











言ってから ハッと気づく










や やってしまった...











私の声を聞いて やっとこっちをみた弥生に

弥生が振り向いたから 一緒に振り向いた銀色







弥生は いまの私の状態を見るや否や こっちにすっ飛んできた







「ちょっと...ひーくん 琉聖を離してやって!」







必死に 灰色に訴えている弥生
しかし なかなか起きない灰色


てか ピクリとも動かないんだけど...




それでも めげずに喚き立てる弥生






「はやく 俺の琉聖離せ!!
てか 俺より早くに琉聖に抱きつくなんて...






俺 抱きついたことないのに!!」













おい 誰がお前のだ...




それより...抱きつきたいと言っているような感じがするのは 私の幻聴かな?







えっ?
弥生って ゲイなの?






思わず 冷めた眼でこいつを見る




うぇー 弥生に助けを求めたのが 悪かった...